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とるぞ大型二輪奮闘記 その4


休日や通勤帰りにバイク屋回りをしました。

ずっとずっと先の夢としてはHarleyがあるわけです。

でもやっぱり高いわ。

中古でもそんなに値が下がらないし、逆に××年式なんて今のより高かったり。

Harley正規販売店に行くと試乗車が置いてありまして「いかがですか?」などと言われるのですが、「いぇ、まだ大型持ってないんです。今教習所に通ってるんです。」と答えなきゃならないんです。

これが実に悔しくて、何か凄く遠い夢を追っているような寂しさを感じるのです。

「免許取ったぞ!!」...ふっと気がついたら夢からさめて、実はまだ何もしていなかった...あ〜あ...なんて感じ。

お店の人も「あと×時間ですね。お待ちしてますからね。」と励ましてくれます。

別にHarleyのお店でなくても同じような光景が何度も繰り返されます。

「どうです? 希少車ですが今決めて頂ければお安くしますよ。」

「いぇ、まだ教習所に...」

...何回繰り返したでしょう。

その都度お店の人は「頑張って」と応援してくれますが、何かホントに実現できるのだろうかという気持ちが心のどこかにあるんです。

 

教習も順調に進んでいるんですけど、気持ち的には入所前とそんなに変わらないんです。

いよいよ「卒検」となっても同じです。

たぶんそれだけ「卒業検定」にプレッシャーを感じていたのかも知れません。

自分ではもっと気楽な感じでいたんですけど、今考えると結構きつかったのかな。

卒検前夜、とにかくイメージトレーニングする位しか無いんですけど、どうしても頭に浮かぶのは失敗した時の自分の姿。

あの時、パイロン倒しちゃったよなぁ、もうちょっとなのに脱輪したっけなぁ...。

やっぱり開き直るしかないよ。

脱輪したって死ぬ訳じゃあるまいし。

パイロン倒したって仕事クビになることもないし。

頭ではわかっていても、体のどこかに小さな緊張をかかえながら床につきます。

目をつぶって2種類あるコースを走っている情景を順番に思い浮かべます。

スラロームを走ると寝ながらでも右、左、と体に力が入ります。

一本橋では内股がグッと締めつけられます(←ニーグリップね)。

そうしている内にウトウト...浅い眠りから覚めると、さぁいよいよ本番の朝です。

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