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オーディオは楽し〜青春編 その7


当時の秋葉原はオーディオなり家電なりがメインでした。

今現在王様であるところのコンピュータもゲームもアニメもございません。

メイドさんもいらっしゃいません。

私と先輩が向かったのは駅の電気街口にあるラジオ会館。

中に入るとオーディオだらけで、そんな趣味がある人には天国のようなビルでありました。

そこの2階だったか3階だったかにあったお店でスピーカー物色です。

オーディオの雑誌に登場するようなものはほとんど置いてあるんじゃないか。

入門用から手の届かない代物までゴロゴロ並んでる。

表現が悪いけどホントにゴロゴロと...。

 

さてさて、おお、あった。

TECHNICSもSONYも両方並んでる。

実物さまと感激のご対面です。

早速聴かせていただきましょう...と、ここから何十分か試聴タイムになるわけですが、何を聴いたか、どちらをどう聴いたか、その間先輩が何をしていたのか(たぶん一緒に聴いてたんだろうなぁ)、全く覚えておりません。

興奮してたし何分大昔のことですので。

でも確かその時点ではSONYのSS-G7の方を気に入っていたと記憶しております。

あんなでかいものが自分の部屋にあることを想像するだけでニヤニヤしてしまいます。

あのちっぽけな部屋に入ってもこんな良い音がするんだろうか。

ワクワクするなぁ。

そうこうしている内に近くに並んでいたスピーカーが目に入ります。

スタイルはオーソドックスな木製箱形フロアタイプ。

SB-7000やSS-G7に比べあまりにも普通なんだけど気品が感じられるそのお姿。

ドーンと大きい物と弟分みたいな中型の物。

それがTANNOYとの出会いでした。

 

(2006.12.16記)