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オーディオは楽し〜アンプ買い換え編 その2


さて、オーディオに詳しい方ならご存じの通り、昨今ケーブルというのも大変盛り上がっている分野です。

ケーブル専門の情報誌もあるくらいで。

安くはオーディオ機器を買った時にオマケで付いてくる「赤白コード」(何百円...というところ)から百万円単位のものもあります。

オーディオ&ジャズの寺島靖国氏曰く「アンプやスピーカー交換で音の違いを楽しもうと思えば数百万円かかるけど、ケーブルなら数万でそれが可能...」なるほど、わかりやすい。

氏の文章は最近「レコ芸」にも登場しますが、新刊(2005.1)にもそんな話題が載ってます。

今回は新アンプのROTEL君に電源ケーブルを新調するかどうか、と言う部分で迷っております。

私、今まで「電源ケーブルを別途購入する」なんて言う発想は微塵も持っておりませんでした。

しかし、いろいろとお店の方にお話を伺い、ちょっとそれなりの本を読み、秋葉原などで現物をたくさん見たりすると途端に影響されるところが私の素直なところです。

同時に電源以外のRCAケーブル、バランスケーブル、スピーカーケーブルなどなど、なるほど色々と試そうと思えば試せる部分がたくさんあるのですね。

本当にお好きな方はケーブルを取っ替え引っ替え楽しむそうです。

「あ〜だめだ!!」

「おっ、ズンとパワーが出てきた!!」

「今度は低音がスッキリした!!」

...ってな具合です。

拙宅の場合、残念ながらケーブルを取っ替え引っ替えするにはいちいちラックを引き出し、後部に潜り込み...と実に厄介な事になり、何より面倒くささが先に立ってしまいます。

"AV"の"V"をやめて「ピュア・オーディオ」路線に走れば多少そういった環境はよくなりますが、映像を見ることも捨てられません。

なので、一回ケーブルを交換なりしてラックを通常位置にセッティングしてしまえば、とりあえずしばらくそのまま...となるので、私にはあまり向いていない趣味分野かも知れません。

ある程度のを買ったら落ち着くことになります。

「新調」が余計に「慎重」になります(__;)。

 

でも、電源ケーブルは買おうと思います。

ガッシリしたヤツ。

今日、ケーブル大全1999という古い本が本棚の奥にあったので引っ張り出して読んでたら、今は亡きオーディオの鬼・長岡鉄男さんの一文が目にとまりました。

「皆さんはケーブルをオーディオの"アクセサリー"と言うけど、アクセサリーというのはあってもなくても良いもの、ケーブルは無ければならないのだから、これはコンポーネントの一部なのだ」。

な〜るほど、含蓄のあるお言葉です。

 

(2005.01.08記)