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オーディオは楽し〜青春編 その6


時は1970年代ももう終盤、日本社会は円高時代で輸入物が随分と安く買えるようになっていました。

まぁそんなことには興味もなく、大学生になった私は良いスピーカーが欲しくなっておりました。

当時使っていたのはDIATONEのDS-251MK2。

1本3万円程度のモノでしたが、低音はズンズン鳴るし高音はシャリシャリ聞こえるし、気持ちの良い鳴りっぷりでした。

当時のベストセラー製品だったと思います。

 

しかし吹く楽器もtubaなどを選ぶ私は、デカイ物好きであって、やっぱりデカイスピーカーが欲しい。

ちょっと上げてもらったお小遣いをやりくりしてローンを組めば、1本10万円程度のものなら何とかなりそうだと悪巧みを企て始めたのです。

カタログを見ながら「これだっ」と白羽の矢を立てたのがTECHNICSの"SB-7000"とSONYの"SS-G7"。

ともに巨体。

実際に聴いたこと無いけど、こりゃズシーンと鳴らないがわけない。

スタイルも現代技術の最先端"TECHNICS"と風格の"SONY"、見た目がともに最高です。

学校でそんなこと雑談していると1級上のラッパの先輩が「ちょうど、俺もスピーカー欲しいところ...」と話が合いました。

先輩が何を欲しがっていたかは忘れましたが、そんな話で盛り上がっている学生達が当時のオーディオの聖地、秋葉原を訪れるのにそんなに時間はかかりませんでした。

 

(2006.12.10記)