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【ダンディ:古風な形式による組曲~メヌエット】ハリー・グランツ(tp)
ダンディにこういった作品があるとは知りませんでした。
ラッパ,フルート2本,弦楽四重奏という一風変わった編成で、ステージでやるときなどはかなりバランスに気を使いそう。
録音は1940年代ですが、そんなに古い感じはありません。
グランツ氏は木管&弦楽器と音の方向性をうまく合わせて違和感なく音楽を表現しています。
ハイトーンなんかかなりキツク吹いてる感じがするのですが妙にフィットしますな。
【ビゼー:カルメン~闘牛士の歌】ウィリアム・バッキャーノ(tp)
バーンスタイン氏の「ヤング・ピープルズ・コンサート」などでそのお姿を拝見することができますが、昔の(失礼)ラッパ吹きさんってカッコイイですよ。
ハーセス氏もそうだけど。
楽器かまえているだけでオーラを発している感じで。
ヴィブラートが深めで歌心にあふれたソロです。
楽~に吹いている感じで...まっ、実際、楽に吹いてるんでしょうけど...聴いている方の気持ちも楽~になります。
これぞ名人芸。
【パーセル:トランペット・テューンとエア】ロジェ・ヴォワザン(tp)
元ボストンsoの首席奏者だそうで、この辺の情報は全く疎いのです。
短い管のラッパなので大分音が細くヴィブラートもかなり細かい。
古い録音とはいえ、パッと聴いて「アメリカオケの奏者」とは思えません。
しかしお名前の読み方(Roger Voisin)とか、モントゥー,ミュンシュといった指揮者がボストンsoのシェフだったことを考えればなるほどと言うところでしょうか。
【フンメル:トランペット協奏曲~第1楽章】アーマンド・ギターラ(tp)
ずーっと「アルマンド・ギターラ」だと思っていましたが、私が音楽データの基本として参考にさせていただいている梅沢敬一さんの「クラシック・データ資料館」では「アーマンド」となっておりましたので...。
こちらも元ボストンso。
しかしこの2つの録音を聴く限り随分とサウンドが異なります。
ギターラ氏の演奏はコルネットのような響きで大変ソフトで柔らかい。
と同時にテクニカルな部分のキレは凄い。
これは見事な演奏ですね。
【ヒンデミット:トランペットとピアノのためのソナタ】ギルバート・ジョンソン(tp)
これは泣く子も黙る名盤です。
フィラデルフィアoの金管奏者達と名ピアニスト,グレン・グールド氏のコラボ、一世を風靡したアルバムと言っていいでしょう。
今、改めて聴いてもウマイですな。
録音には多少の古さを感じるものの、実に柔らかなタンギングで軽やかに歌うジョンソン氏、マウスピースの当て方も軟プレス...という感じがします。
らっぱ@たかさんからのコメント
このCD気になります!!
品番とか分かりますでしょうか??
arioso
私のは"SONY CLASSICAL"の"THE GLENN GOULD edition"でSM2K52671という番号になっています。
古いモノなのでカタログに生きているかわかりませんが「名盤」(だと思っているのだ)なので何かしらで売られていることと思いますが...。
【ゲジケ:コンサート・エテュード】フランク・カデラベック(tp)
こちらもお馴染み中のお馴染みの名人。
大きな体にピッコロか?と見間違えるC管ラッパ。
ピストンを操る右手にも柔らかなヴィブラート? とにかく美しい音を響かせる人です。
ハーセス氏も結構ヴィブラートが大きい奏者であると思いますが、カデラベック氏のは質が違う。
音色はやや細めでパワーより響きの人と考えています。
マーラー第5(レヴァイン盤)などは大好きです。
この演奏もオケ引退後だそうですが、若々しくて颯爽としています。
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